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スソバリアをカーテンに使う理由 [上越営業所管内]

上越市大野というところの、42.7mmのパイプを使ったハウス。
施工屋さんを呼ばずに農家さん自身で建てたそうです。
中にはブロッコリーやキャベツが植えてあります。

天井の補強。新潟のハウスによく見られます。
ぶっといパイプにグサグサと刺さる補強。

左側に見える天窓。ここの農家さんは天窓が大好きで、
他のパイプハウスにも東都興業のトビテン等の天窓装置が取り付けてありました。

保温効果を高めたり、光を遮ったりする用のカーテンフィルム。
スウェーデンのスベンソン社製LSスクリーン(カーテンフィルムの最高級品!)と、
みかど化工のPOフィルムを使っています。

いちばん外側の天井のフィルムは、シーアイ化成のスカイコートテキナシ5を使用。


カーテン巻き上げ装置のチェーンドラム。
フィルムをよく見ると、シーアイ化成のスソバリアと書いてあります。
スソバリアの原料はバージン(≒まざりものなし)ではなく、再生品です。
透明性はあまりないため、通常はハウスの地面の際=スソに使われます。
もしや「ナシジのPO※」的な使われ方をしているため、カーテンに採用されているのか?
シーアイ化成さん、スソバリアの巾を広くしたものを
スカイコートナシジとして売り出せばどうでしょうか。

側面にはダイオグランドシートが敷いてあり、手前には塩ビ管の排水口がついています。
ハウスの屋根の雪がここに落ちて、溶けて流れていくというしくみのようです。

※ナシジとは?強烈な太陽光を拡散させ、やわらかい光にするため、フィルムの表面に
細かい傷をつけて梨の皮のようにザラザラさせたビニールフィルム。
ほうれん草など葉物の栽培や水稲育苗によく使われる。
傷をつけたフィルムという性格上、丈夫さに欠けるのか、また、時流か、
ビニールよりも丈夫なフィルム=PO(ポリオレフィン)でナシジはないかという問い合わせが
全国各地で頻繁にある。


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