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ポリ袋のつくりかた インフレーション補足説明 [包装資材の旭ポリエチレン]

ポリ袋の原料が熱せられて、下から上へ膨らんで上がっていく様子を
補足説明します。

原料がダイスからモチのように膨れてきます。


先端をつまんで、上へ引っ張り伸ばします。
軍手を2重にしなければいけない熱さです。
ダイス周りは冬でも温度が30度あります。
夏は40度以上。工場内もエアコンを点けたところで35度を下回りません。
逆に冬は暖房設備がいらないくらい心地よい暖かさです。


原料がどんどん下から押し上げられます。


手早く引っ張り、梯子を上って機械の頂上・折り返しまで持っていきます。


折り返したところ。


折り返して降りてきた原料を、巻き取り機へリレーします。


巻き取り機で巻きます。
この状態ではフィルムの厚さ・幅が不安定なので、
様々な調整を加えて、規格や依頼の大きさに加工していきます。
幅を設定する機械(オリコン=折幅コントローラー)を設置してある台もありますが、
この台では職人の経験とカンにより微調整を行い、
幅や厚さを調整します。
温度により変化しやすいデリケートな原料なので、機械の温度や調子、
工場内の温度などを考慮し職人芸で規格の大きさになるのです。
このほうが仕上がりが美しいそうです。
この域に達するまでには最低2年、免許皆伝にはさらに5年から10年。
実は結構アナログです。


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