赤いイチゴの陰に、白いイチゴ。 [イチゴ]
赤いイチゴの陰には、白いイチゴがあります。
これは新潟県のイチゴ、越後姫です。
形が悪かったり、小さすぎたりするイチゴは売り物にならないので、
白いうちに摘んでしまいます。
小さすぎるイチゴは、生の根菜のような硬さ。酸味と渋みが強かったです。
みじん切りにして酢やマヨネーズと混ぜたらどうだろう。
これは果物ではなく野菜だ、と考えればいいのです。
イチゴは分類上野菜ですしね。(果実的野菜とも)
そこそこの大きさのものは、さっくりした歯ごたえでさわやかな酸味と甘み。
まるで青リンゴのようです。
最近流行のミニサイズ葉っぱ野菜、グラパラリーフの味に似てなくもない。
越後姫は果肉がやわらかい品種だから、
白い状態で赤いとちおとめ程度の硬さです。
このように白い未熟イチゴは、
食べようと思えば食べられるし、
採ろうと思えば結構採れるのですが、
需要が無いためほぼ100%捨てられます。
こんな白いイチゴですが、欲しい方いらっしゃいましたら、
最寄のイチゴ農家さんへお問い合わせください。
そして、試食して気に入ったら、買ったりもらったりしてください。
ただ、未熟イチゴを食べるときは、
少量でなるべく火を通したり漬け込んだりした方がいいのかな、と思います。
同じバラ科作物の梅は、生で食べると青酸やらシアンやらが体に悪いので、
長期間の漬け込みによって無毒化してから、
成熟果と同じように食べることができます。
白い未熟イチゴにどのくらい青酸配糖体が含まれているか、
どの程度食べると危ないかはよくわかりません。
ご存知の方いらっしゃいましたら、ご教授願います。
ちなみに、私は未熟イチゴを3個くらい食べましたが、
なんともありませんでした。
久々に野菜ソムリエっぽいことを書いた気がする(++;
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