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パイプの重さ 高張力化による規格追加 [資材の重量計算]

かなり前にパイプのm単重について触れましたが、
近年パイプの高張力管化(ハード管化)が進み、薄肉や厚肉のものが登場してきています。

高張力管、ハード管とは?従来、パイプの引張強度が400N(ニュートン)程度でしたが、
平成26年の関東の豪雪被害により、より丈夫なハウスが求められるようになったため、
引張強度が600Nから780Nのものが開発、上市されるようになりました。
そこで、以前ご紹介しなかった規格についても、m単重を記しておきます。

直径(mm)x肉厚(mm) 重さ(kg/m) の順。

19.1x1.0   0.446
19.1x1.1   0.488
19.1x1.2   0.530
22.2x1.0   0.523
22.2x1.1   0.572
22.2x1.2   0.621
25.4x1.0   0.602
25.4x1.1   0.659
25.4x1.2   0.716
25.4x1.6   0.939
25.4x2.0   1.15
31.8x1.2   0.906
31.8x1.6   1.19
31.8x2.0   1.47
38.1x1.2   1.09
38.1x1.6   1.44
38.1x2.0   1.78
42.7x1.6   1.62
42.7x2.0   2.01
48.6x1.6   1.85
48.6x2.3   2.63
48.6x2.4   2.73

50x50x1.6(角パイプ) 2.38
75x45x2.3(角パイプ) 4.06
100x50x1.6(角パイプ) 3.64
100x50x2.3(角パイプ) 5.14
100x100x2.3(角パイプ) 6.95
125x75x2.3(角パイプ) 6.95
125x75x3.2(角パイプ) 9.52
C-60x30x10x1.6(C鋼) 1.63
C-75x45x15x1.6(C鋼) 2.32


ハード管にすることにより、
31.8φまでは、径が同じで肉を薄くしても強度は同程度、
また31.8φより上のサイズでは、径を落として肉厚にして強度を保つことが期待できます。


参考 さらに詳しいパイプの重さ


以下の公式にあてはめ、まずはm単重を計算します。
メーター単重が出たら、パイプの長さをかけます。

W = 0.02466 t (D-t)




メーター単重 = 0.02466 x パイプの厚み x ( パイプ直径 - パイプの厚み )

例、直径25.4mmφ x 肉厚1.2mm x 長さ6m 1本あたりの重量
 0.02466 x 1.2 x ( 25.4 - 1.2 )
≒0.716 有効数字は3桁
 0.716kg/m x 6m ≒ 4.3 kg

というわけで、25.4x1.2x6mのパイプ1本は4.3kgになります。




ビニペットの重さやビニール、農ビ農POの重さはコチラ
 ↓
https://eguchiya.blog.so-net.ne.jp/2007-10-25



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