新発田地域振興局の 平成20年度 安全・安心な農産物生産研修会 [ハウスのコツ]
新発田市カルチャーセンターにて、
新発田地域振興局農業振興部と新発田地域農業振興協議会の主催で
安全・安心な農産物生産研修会が開催されました。
第一部は、安全・安心な農産物生産の取組みについて。
新発田地域振興局農業振興部の方から説明がありました。
かいつまんで説明すると
平成15年9月、内閣府食品安全委員会「食の安全性に関する意識調査」では、
消費者は食品の生産から消費までの段階のうち、
「生産段階」「製造・加工段階」に不安感を持っている。
生産段階 79.6%
製造・加工段階 58.9
自然環境 33.4
流通段階 11.4
販売段階 5.5
安全管理の方法として、
結果管理に基づく品質保証・・・収穫物のサンプル検査よりも、
工程管理に基づく品質保証・・・いわゆるGAPの方が
ポイントを押えた生産で安全である。
GAPとは?
Good Agricultural Practice (よい 農業の やり方)
農産物の安全に関して、
環境への配慮に関して、
生産者の安全と福祉に関して、
農場経営と販売管理に関して、 適切な農場管理を実施すること。
(ここで言う農場とは、圃場+施設)
第2部、岩井農協 産地における食の「安心・安全」への取組
茨城県岩井農業協同組合の、吉岡営農課長の講演。
この農協さんは青果物の売上が97%を占め、販売金額は69.6億円。
GAPのメリットとして、
生産物が高く売れる、というのではなく、
将来的に産地評価を上げ、指名買いによる取引数量・価格の増大につなげる、
というところらしいです。
また、本式の(?)GLOBAL-GAP、JGAPは129項目のポイントがありますが、
あまりにも多すぎるので17項目を策定し、岩井農協の全生産者での取組みが
平成19年10月より始まったそうです。
イメージ的には、
デパートやスーパーのトイレに貼ってある清掃点検表、
みたいなものだそうです。
こういった話や講演を繰り返し、生産現場・流通現場で整理整頓を意識して作業し
組合・部会ほぼ全員に危機感と改善意欲が芽生え、
いよいよ本式のGAPを導入、という流れに乗れれば、なんて思惑が見えてきます。
まあ私の机の上や車の中は全然整理整頓されていませんが・・・(--;
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