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こんなビニールハウスが大雪で潰れた。 [ハウスのコツ]

2009年12月から2010年3月。
新潟県内でも、普段雪の降らないところに雪が降り積もり、
油断していたりしてぺしゃんこになったビニールハウスが
例年に無くありました。
今回はそんなビニールハウスがなぜ潰れたか、検証してみます。



R0012689.jpg
・連棟ハウス
新潟県をはじめ、雪国においては滅多に見ない連棟ハウス。
ハウスとハウスの間、谷部分にてきめんに雪が積もり、グシャッ。
たいてい雪が降る前、11月ごろには天井フィルムをはいでおかないとダメです。
ギリギリまでハウスで何か栽培してやろう、という貪欲な姿勢が裏目に出ます。


IMG_0272.jpg
・遮光ネットを掛けっぱなし
屋根フィルムの上に、日よけの遮光ネットをかけっぱなしにすると、
雪はバッチリ乗ることになります。
積もれ雪よ、と言わんばかり。


R0012691.jpg
・フィルムが古い
古いビニールフィルムあるいは農POフィルムは表面にほこりや汚れが付着し、
雪が滑り落ちにくくなっています。
これもとりあえず雨がしのげればいいや、という心構えだけだとこのようになります。
さらに、フィルムの一部分に穴が空いたので、
別のフィルムをツギハギ的に補修するとやはり滑りが悪くなります。

ハウスの近くに背の高い木が立っており、
木から落ちた枝や葉がフィルムに乗っかって、
それが雪を滑りにくくさせてしまうという
かわいそうなハウスもありました。


R0012730.jpg
・パイプが細い
新潟県においては、間口が3間(5.4m)までであれば
パイプ径は25.4mmでいいのですが、
3間半(6.3m)でフィルムを年中張りっぱなしにする場合は、
25.4mmではなく31.8mmで建てるのがベストです。
25.4では補強が入れにくい。
張りっぱなしにしなくても、やっぱり31.8mmがいいですね。
31.8mmx6mのアーチパイプを使ったビニールハウスの形が、
いちばん美しいと言われています。






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