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農水省「災害に強い施設園芸づくり月間」(11月) [ハウスのコツ]

雪害や風害など、農業用ハウスの災害が近年増加しています。
農林水産省では、11月を「災害に強い施設園芸づくり月間」と定め、
ハウスの災害対策・保守点検や保険加入を促しています。


農林水産省「災害に強い施設園芸づくり月間」の制定について
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/hoken/181030.html





降雪前のチェックリストも公開されていますが、
その中で新潟県内に関係あるものを抜粋すると、以下のとおりです。
(連棟の谷樋や基礎部分の腐食沈下など、連棟や鉄骨ハウス関連を除く)
抜粋元 https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/hoken/attach/pdf/181030-2.pdf


事前の対策
・ハウスの被覆資材の破れや隙間の点検、補修等により、保温性向上に努める。
・停電した場合に備え、かん⽔に必要な⽔をタンクに貯めておく。

降雪直前からの対策
・ チェックリストを活⽤して、保守管理を確認する。
・ 積雪前に内部被覆を開放した上で暖房を⾏い、融雪対策に努める。
・ 積雪深がハウスの耐雪強度を⼤きく上回る場合は、
  被覆資材を切断除去することで施設への積雪を防ぐ。

降雪前のチェックリスト
・情報収集  最新の気象情報、警報、注意報を常にチェックしてますか。
・融雪準備  暖房機の燃油残量は⼗分にありますか。
       暖房機は正常に作動するか確認しましたか。
       (発電機を持っている場合)⾮常⽤発電機を加温機、
       環境制御装置に接続し、動作確認を⾏いましたか。
・補強対策  準備していた中柱をたてるなど応急的な補強はしましたか。
 滑落促進   作物を栽培していないハウスは被覆資材を外しましたか。
       被覆材の表⾯に雪の滑落を妨げるような突出物はありませんか。
        雪の滑落を妨げる防⾵ネットや外部遮光資材等が展張されていませんか。




以上ですが、暖房機の点検、ハウスの補強、フィルムの張替えなどが
雪害対策として非常に有効です。





R0012692.jpg
古い農ビをツギハギで展張していたが、古い農ビは雪の滑りが悪く倒壊した例。
倒壊したハウスを撤去してまた新たなハウスを建てる場合、
解体撤去費用もかかりますので、新設よりも多くのコストがかかります。
フィルムを撤去するか、思い切って切断除去するかすれば、
フィルム代金とスプリングやマイカ線などの諸部材、展張工事費だけで済みます。







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