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暴風で倒壊した31.8φのパイプハウス [潰れないハウス=48.6φハウス]

2021年1月に新潟県を襲った記録的な暴風雪。
被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。




DSC_0869.jpg
新潟県内で、間口6.5か6.6mのハウスが倒壊していました。
(他社建設ハウス)

DSC_0866.jpg
パイプ径は31.8mm。大和鋼管のSTX780のようです。
大和鋼管のSTX780は、引張強度780N(ニュートン)で、
現時点で同じ太さ・肉厚の他社パイプよりも断然強いとされています。

DSC_0865.jpg
峰パイプは48.6φ、合掌補強も入っていました。
それでも想定外の強風により被害にあわれたのでしょう。

隣にもハウスがありましたが、こちらは無事で、
1棟だけが被害にあわれたようです。

パイプハウス倒壊に際しては、風向きや地盤など様々な要因があり、
パイプがSTX780だから潰れた、ということでもないと考えられます。




DSC_3129.jpg
こちらは当社建設の48.6φハウス。

単純にパイプ1本の強度の比較として、直径31.8mm肉厚1.6mmのSTX780よりも、
直径48.6mm肉厚2.4mm引張強度500Nの足場管の方が、約1.9倍の強度があります。(※)

当社の48.6φハウスなら、おそらく被害はなかったかもしれません。
しかしながら、間口4間(7.2m)以下のハウスでは
31.8φに比べるとコストが割高なので、施主様におかれましては
31.8φで建てる以外の選択肢はなかったでしょう。
(施主様や建設業者様に、48.6φハウスがあるという認識もなかったと思います。)
31.8φでも補強(合掌補強など)を通常設計よりも増やしたり、
防風垣の設置などで暴風に備え、倒壊を防ぐことができると思います。





※県の機関による破断試験結果による




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