マイカ線のよじれ、絡まりににイライラしないためには

数年に1回、こういった問い合わせをいただきます。


「マイカ線を張っていると、よじれてくる。だんだん絡まってきて、作業が進まない。
　何かいい方法あるもんだろうか。」



槍木産業（うつぎさんぎょう）さんの製品で「テープパートナー」という
マイカ線繰り出し機がありますが、1台1万円くらいします。
（詳しくはテープパートナーで検索してみてください。）
マイカ線自体が2000円くらいの商品なので、そこまでお金をかけられない、
というお客様がほとんどです。




マイカ線は、巻き自体にかなりの力がかかっています。
巻きの曲線を、繰り出して直線にしていくときに巻く力がだんだんたまっていき、
よじれて絡まっていきます。ハサミで切れば力が解放されて、よじれは解消されます。


マイカ線がよじれる=結構な長さを切らずに張っている、
ということで、たいてい農POを展張しているハウスで、
巻き上げフィルムのバタつき防止のために、W型に・上下ジグザグに
マイカ線を張っているからよじれていると思います。



マイカ線・ジグザグ設置の例。


マイカ線・ジグザグ設置の例その2。



ジグザグなW型や逆N型ではなく、マイカ線自体を短くあらかじめ切っておいてけば、
マイカ線を結ぶ回数は増えて手間がかかりますが、
よじれのイライラから解放されます。
またジグザグ設置よりも風には強くなりますので、ぜひおすすめいたします。


1スパンおきにマイカ線を設置の例。