サンホープ ドサトロン技術セミナー [ハウスの水まわり]
2007年9月5日水曜日、千葉県の幕張メッセ国際会議場にて
サンホープ主催の技術セミナーがありました。
午前は液肥混入器のメーカー・ドサトロン社、午後はろ過装置メーカー・アーカル社。
まずはドサトロン。フランスの会社です。
農業以外にも工業、医療、食品消毒のラインにも使われています。
電源が無くても自動で液肥や薬品を混入できます。
しくみは、
入口から本体に水を通すと、ピストンが往復運動し、
これに連接したロッドの先端にセットされた注入ピストンが薬液を吸い上げ、
本体内部に入って混合して吐出されます。
水の圧力だけでいいわけです。
本体根元のインジェクション(というのでしょうか)を動かすと、
混入倍率を変えることができます。
また、ドサトロンは基本的に工具を使わずに分解できます。
説明会では分解してまた組み立てたりしていました。
商品ラインナップ。
DR-20。
簡易溶液土耕栽培システムヘッド(コンパクトタイプ)。
質疑応答の時間に、興味深い質問が2つ出ました。
1、海水には使えるか?
現在、部品の一部がステンレス製であり、あまりおすすめしない。
来年オール樹脂製の商品が発売予定、そちらを使ってくださいとのこと。
たいていのドサトロンは青いボディですが、オール樹脂は白いボディになるそうです。
2、土壌消毒にも使えるか?
DR-6という機種なら、クロピクに使っている実績があるそうです。
ただ、使用後は真水を通し、被爆しないように要注意です。
必ず手袋とゴーグルをつけてメンテナンスするようにとのことでした。
以上、ドサトロンでした。
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