SSブログ

平成19年度いちごセミナー 前編 [イチゴ]


2008年2月5日、新潟県聖籠町の農業総合研究所園芸研究センターにて
今年もいちごセミナーが行われました。


栽培養液循環式の試験栽培。チェック項目は4つあるそうです。
1.培地 流木炭を使ったり。
2.養液 冬は水を吸わないので養分も吸いにくくなっています。濃度を時期的に変える試験。
3.連作障害 養液を循環させているので、活性炭を使い吸着させてバランスをとる。
4.UV殺菌 やはり同じ液を掛け流しではなく循環させているので、傷んでくるようです。


この桶の中に殺菌灯があるらしい。


ワラみたいなのは天敵農薬の住み家。コロニーとも呼ばれるようです。
ハダニを食べる天敵・チリカブリダニがいるらしい。全くわかりませんが。


これは10月出荷を目指している栽培。
越冬苗を使います。
通常の苗は6月ごろ採苗しますが、これは前年の秋に採苗。
6月よりもランナーがよく出るので、多く苗を取ることができます。
葉は寒さでちぢみますが、根っこはしっかり張り、春の肥料の食いつきがよく、
苗の重さが70~80g。クリスマスに出荷を目指す苗の場合は30g。かなり丈夫です。
ただ、10月に実を採りはじめるということは気温が高く酸っぱい実がとれることになります。
しかしながらクリスマスには安定した実がとれる。
75~85%の開花率だそうです。


こちらは育種ハウス。イチゴはランナーという蔓が延びて増えていきますが、
ここでは果実表面の種をとって、年間1000種ものイチゴをテストしているらしいです。
このハウス内には70~80種類あります。

目下いちばん新しい品種。越後姫より3週間ほど早く取れますが、
実が小さく、4月から5月は越後姫より収量が落ちます。
糖度は越後姫とほぼ同じか高いくらい。酸度も少し高いようです。
花粉の出がよく、冬の新潟の悪天候でも色づきがいいようです。


内張りカーテンはビニール製。すごく沢山水滴がついています。

このあと場所を移動。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。