平成19年度いちごセミナー 後編 [イチゴ]
園芸試験場から場所を移動して、新発田市の農家さんのハウスへ。
花が咲くまで1本になるように芽かきをし、花が咲いたらその後は芽かきをせず放任。
バラバラだと収穫がラクで収量も増えるという独自の哲学を披露してくださいました。
内張りカーテンは小泉製麻のビーナス。通気性があり、除湿効果が期待できます。
保温性が園芸試験場のビニールに比べると2、3割落ち、
暖房機の燃料も7、8%かさみますが、
それでもビニールからボタボタ水滴が落ちてイチゴが病気になるリスクに比べると
ビーナスに軍配が上がる、とのこと。
ネポンの炭酸ガス発生装置。灯油を使います。
最大30%収量が増えるらしい。
圃場見学後、講演。
暖房機メーカー・ネポンさんが言ったことをメモ。
・ハウスのビニールを0.1mmから0.2mmと倍にしても、保温性は2、3%程度しか向上しない。
・今流行のエアーハウス・2重被覆ハウスは、停電と湿気に弱い。
・暖房機のポリダクトは直径を半分にすると抵抗が5乗に反比例(この場合は32倍)になる。
細すぎるダクトはあまり使わない方がいいらしい。
・100mm口径の塩ビ管を暖房機のエアシャッター近くに持って外気を供給すると、
新鮮な空気が確保できて燃料が完全燃焼し、燃焼効率がアップ。
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