ビニールハウス妻柱の破裂 [ハウスのコツ]
新潟のビニールハウスは主に水稲育苗のときだけ使うので、
育苗が終わって田植えが済んでしばらくするとビニールをはぎます。
そしてまた春が来るとビニールを張ります。
アーチパイプから妻面の柱(間柱・マバシラと呼びます)を下ろす金具が
ユニバーサルである場合、
雨がパイプに入って行き、冬になるとその水分が凍って
このように破裂します。ちなみにこのパイプは31.8mm径、肉厚は1.2mm。
水の力ってすごいですね。
この下は
こうなります。
割れて錆びます。
尚、一年中ビニールを張りっぱなしにする場合は、
水は入りにくいので破裂はしないと思われます。
また地面が砂地の場合も、水が砂に染み込んで抜けやすいので
破裂する可能性は低いようです。
このような、キャップ型のものを使うといいでしょう。
(写真は佐藤産業のニュー自在Tバンド)
利点
・ユニバーサルに比べると、雨が入りにくいのでパイプも錆びて割れない。
・荷重が柱全体にかかるので、妻面が丈夫になる。
短所
・ユニバーサルに比べるとお値段が高い。
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