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「環境にやさしい病害虫の防ぎ方」 展示ブース [本社管内]

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平成21年3月6日金曜日13時30分から、県庁隣の新潟県自治会館にて
「環境にやさしい病害虫の防ぎ方」
 ~農薬だけに頼らなくても病害虫は防げます~in新潟
の講演が行われました。


講演に先立ち、展示ブースで各団体の展示の説明がありました。



佐渡市

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朱鷺は脚が短くしかも泳げないので、
深く水を張った田んぼのエサ(ドジョウ)をとれない。
冬場にトラクターで田んぼに溝を作って、そこに水がたまってエサを集中させたり、
夏場の中干し中は田んぼの脇にドジョウの逃げ場を作ったり、
蛙が山から田んぼに帰れるようにドブ板を渡したり、しているそうです。
朱鷺だけではなく全ての生物とともに田んぼが成り立つとのことでした。



中央農業総合研究センター・北陸研究センター

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直江津にある信越化学と共同で開発したフェロモン剤の説明。
斑点米が1000粒に1粒であればok、2粒だと2等米になるそうです。
カメムシのオスをおびき寄せるためのメスのフェロモンが、
小さいキャップに10匹分=1gの10万分の1、
赤く塗った細いチューブには10万匹分のニオイがついてるらしい。
説明の担当の人が、早口言葉のようなカメムシの名前をスラスラと話します。
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「アカヒゲホソミドリカスミカメ」
「アカスジカスミカメ」



信越化学工業

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フェロモンはファーブル昆虫記で有名なファーブルが元祖らしいです。
50年前にフェロモンと名づけられたらしい。



新潟県農業総合研究所 作物研究センター

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全国の米の約4割がコシヒカリだそうです。
いもち病抵抗性を高めたコシヒカリBLは1号から12号まであり、
7号と8号は他県で品種登録されているそうです。
新潟県内では9万haがコシヒカリBLです。



新潟県病害虫防除所

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3/26に今年の第一報を出すそうです。
今までは草1本虫1匹でも農薬をすすめていましたが、
今は経済的な使用をすすめているそうです。



NOSAI

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田んぼの草刈を一斉に指導しています。草刈することでカメムシの住処がなくなり、
斑点米を防ぐことが出来ます。
JRやNEXCOにも草刈するよう御願いしているそうです。


全農にいがた

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天敵農薬やエコピタ液剤という澱粉由来の農薬を展示。
今の農薬は昔に比べてはるかに安全だそうです。
皆さんが思っている以上に安全らしい。


越後ながおか農業協同組合

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エコワールド、エコ5-5運動を推進。
要は5割減減(慣行栽培よりも化学肥料と農薬の使用量をそれぞれ5割減らした栽培)
を徹底してすすめているとのこと。
なんとJGAPにも取り組み中。
IPMやJGAPなど、横文字が多いですね。



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展示物説明の後、講演会が行われました。




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