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サイズ3Lの姫 [イチゴ]

新潟市大江山地区はイチゴ・越後姫の産地。
農協に隣接している「ほほえみ産直広場」で、
新鮮なイチゴを買うことができます。
1パック買って持ち帰りました。
車内はイチゴのイイ香りが漂っていました。

通常1パック310g入れるそうですが、サイズが3Lくらいなので
重量も350g以上になるそうです。

ほほえみ産直広場では、地場の野菜も販売しています。
ほうれん草、ネギ、大根、キャベツ(超小玉、そういう品種でしょう)等。


レジには石山地区の農家さんが栽培したというチューリップが。


場所は、新潟市大江山のJA新潟市大江山支店さんの向かいにあります。


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いちごセミナー・新潟市大江山編 その二 [イチゴ]

大江山2軒目の農家さんは高設栽培。

腰くらいの高さで栽培し、収穫作業が腰を折り曲げずに出来、たいへんラクです。


硫黄を焚く機械の上にカサをかけています。
通常よりも効果があるのでしょうか。


花が咲いています。ハチも飛んでいました。


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いちごセミナー・新潟市大江山編 その一 [イチゴ]

平成17年12月6日開催のいちごセミナー大江山1件目の農家さん。

大変高い畝での土耕栽培。40~50cmくらいの高さです。


硫黄燻蒸器を使って、うどんこ病を防除。
この手の機器を使わず、灰皿などの上で純度の高くない硫黄を温めると、
ハウス内のイチゴが全部枯れることがあります。


左の機械はネポンの暖房機。右の機械は石油ファンヒーターに見えますが
炭酸ガス発生器です。光合成を促進します。

ボンベ。


花が少しでも咲き出したらハチを導入するそうです。
だいたい12月上旬。
通常は花が2~3割咲いたところで導入するのですが、
新潟は寒いためハチを低温に馴らす為に、早めにハチを入れるそうです。


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イチゴ1株で1kg収穫する [イチゴ]

ミスター越後姫こと越後姫の生みの親、
農業総合研究所園芸研究センターの倉島先生によれば、
新潟のイチゴの作柄はこんな流れです。

採苗から定植、収穫

7月中旬・下旬 採苗、発根期(約10日間)
8月        生育期、肥効期間
9月中旬・下旬 花芽分化期
10月上旬    定植期

1月~3月中旬、下旬 1番・頂果房 ここで15個以上収穫するのがポイント
4月           2番 第2果房、第3果房
4月下旬~5月中旬  3番

私はイチゴ農家ではないので、まだまだ細かい点を聞き逃したりわからなかったりしますが、
結論から言うと
大きい苗を作ればよい
だそうです。
以下すべてミスター越後姫による高設栽培向け育苗時のアドバイス。

1.大きいポットを使う
9cmのポットを使い、生育期が終わり花芽分化期に入る頃に
苗の重さが35g(土を掃った状態で)になるようにするとよい。
根は培土に絡まりガッチリしたものが丈夫に育つ。
7.5cmのポットで育苗した場合は、収量は20%もダウンするそうです。

2.苗のうちに防除
苗の段階で病害虫のない状態にもっていくと、本圃でも慌てる必要はないらしい。
園芸研究センターでは生育期の終わりごろから花芽分化期の10日間に
3回防除をするそうです。
イチゴの疫病はアブラムシが媒介する場合が多いので、
本圃では防虫ネットが効果的ですが、
うどんこ病は空気感染のため防ぎ様がないらしいです・・・
ところで研究センターの栽培ハウスには
うどんこに効果がある硫黄薫煙器はありませんでした。

3.十分すぎる潅水
培土はとにかく水はけを良くする。
ミスター越後姫は籾殻薫炭、ピートモス、小粒の赤玉土を同量混ぜたものを使用。
培土自体に肥料成分はまったくありません。
培土をひっくり返してみて臭いがするようになったら交換。
研究センターでは5年は変えていないようです。
また、土に堆肥が多く含まれていると生育が遅れるそうです。
施肥はIB化成(ゆっくり効く窒素が入った肥料)を2粒撒けば十分だとか。

4.定植
25cmピッチで植える。なぜか?1番果収穫が日照の少ない時期なので広めのほうがよい。
また狭いと肥効が十分ではないから。

ほかに葉の色を30以下にするとか、腋下房を3個にするとかいろいろありました。


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新潟県オリジナルいちご品種「越後姫」のセミナーに参加。 [イチゴ]

平成17年12月6日、にいがた「米・園芸」の故郷づくり運動推進協議会主催ほか主催で、
平成17年度いちごセミナーが開かれました。

九州全体で栽培されていた「とよのか」が長崎では「さちのか」、
熊本では「さがほのか」「ひのしずく」、
静岡で「章姫」が「紅ほっぺ」に品種が切り替わるなどの
昨今のご当地イチゴブームに乗ってか(?)
新潟県では、越後姫という品種を推奨しています。
まだまだ県内だけの流通のようですが、知名度は徐々に上がってきており、
県外や業務用の引き合いも出てきているそうです。

他品種に比べると1株から採れる個数は少ないほうですが、
丈夫な苗を作ることによって、1月初頭から5月末までに

60個x17g/個≒1kg/株 、 1反6t(普通は3t程度)

というかなりな量を収穫することができるそうです。
という研究内容を、聞いてきました。

越後姫のめざす基準は、以下のとおりです。

糖酸比(甘さと酸っぱさのバランス)     20%以上、糖度は9.5度以上
果皮硬度(果肉ではなく果皮の硬さ)    500g以上
明度(色の赤さ、数値が小さいほど赤い)  35度以下

具体的な「丈夫な苗の作り方」は、また次回。


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