散防紗 のカットサンプル

農薬散布時に、他の畑に農薬が飛ばないようにする障壁として
しばしば問い合わせが来たり、あるいはオススメしたりするネット、散防紗。
日本ワイドクロスの商品です。

これがカットサンプルです。景観を配慮した青い配色。
いわゆる遮光ネットの目を詰まらせたようなネットです。

PPの平糸の巾はおよそ2mm。
補強糸は1cm間隔。

外からでも、なんとなく中の様子を確認できそうな障壁。

注意　飛散の抑制、低減効果を目的とした商品であり、実際の散布状況下では
飛散する場合があります。農薬散布時は適正な状況下での散布を心がけるよう
御願いいたします。

ＪＰシート 白 のカットサンプル

ＪＰシートのカットサンプル。お手元にない方のために掲載しました。

白白テープを使ったハウス補修

シーアイ化成の白白コート５という倉庫用農POフィルムがあります。
その補修用テープで白白テープというのがありますが、
粘着力が強く生地が丈夫なので、こんな使い方も出来ます。

使用前。

使用後。
コーナージョイントがない箇所のビニペット端は鋭利で、
フィルムを傷つける恐れがあります。
白白テープで保護します。

使用前。

使用後。
このビニペットの先もちょっときわどかったので
保護しました。これでフィルムがキズつきにくくなるはず。

ついでに

アーチビニペットの先端や

中途半端に入っている筋交いの先端も
白白テープで保護。

「寒冷紗くれ！」って言われて・・・

寒冷紗（かんれいしゃ）、当社ではユニチカのビニロン寒冷紗を
取り扱っています。

ひとくちに寒冷紗といっても、生産者段階では
遮光ネット全般を示す場合があり、農協さんや販売店では
「黒い遮光ネットですね？」と言ってあげれば大丈夫でしょう。
農家さんから「しーれがんくれ（白いものをください）。」と言われた場合、
ユニチカのビニロン寒冷紗#500をすすめてください。

「寒冷紗」といえば、まずはこの番手です。ユニチカの#500。
白色、遮光率23％、1mm目合い。
用途は遮光、防霜、防虫、防寒。
規格は92cmｘ100m、135cmｘ100m、150cmｘ100m、
180cmｘ100m、210cmｘ100m、230cmｘ100m。
180cm巾を10mずつカットして自家消費用の畝にかける農家さんが
多いようです。

「わが社はユニチカの扱いがなく東洋紡だ！」という資材屋さんの場合では、
ES3000がユニチカの#500に相当します。

ユニチカの#510。
白色、遮光率30％、1.5mm目合い。
用途は遮光、防霜、防風。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m。
あまり出ない商品です。

ユニチカの#520。
白色、遮光率15％、2mm目合い。
用途は遮光、防霜、防虫。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m、230cmｘ100m。
これもあまり出ません。

ユニチカの#560。
黒色、遮光率45％、1.3mm目合い。
用途は遮光、防霜。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m、210cmｘ100m。
黒い寒冷紗を使う人を滅多に見ませんが・・・。
寒冷紗と遮光ネットでは、素材と織り方が違います。
寒冷紗の方が値段が張るものの、長寿命。

ユニチカの#6100。
黒色、遮光率55％、1.4mm目合い。
用途は遮光、防霜、防寒。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m。

マルチフィルムの穴の規格

穴あきマルチフィルムの規格を、4桁あるいは5桁の数字で
表すのですが、非常にわかりずらい。
というわけで、ご説明いたします。

代表的な規格：9227について

9・・・フィルムの巾。9は95cmです。3なら130cm（あるいは135cm）。
　　　11なら110cm、12なら120cmです。

2・・・穴の列数。2なら2列、穴があいています。
　　　2列、3列の場合はチドリといって互い違いに開いています。
　　　4列、5列、7列になると並列に開いています。

27・・・株間。27は27cmピッチで開いています。
　　　　15cm、24cm、30cm、35cmなどがあります。

また、穴の大きさは小穴、中穴、大穴とあり、
それぞれの直径は、
小43mm（45mmの場合も）、中60mm、大80mm
です。穴2列の場合は中穴、穴4列以上は小穴がほとんどです。

以下、主な規格の、穴の列同士の距離。株間ではなく、
いわゆる条間です。

9215、9224、9227、9230、9235・・・45cm
9245・・・50cm
9330・・・25cm
9415・・・15cm-20cm-15cm
9515・・・14cm
3327、3330・・・35cm
3430、3435・・・30cm
3715・・・15cm

例、9515

スミホール銀ネズ9515。200m巻。小穴。
住友化学のホールマルチ（穴あきマルチ）なのでスミホール。
銀ネズとは、くすんだ灰色です。ピカピカしていません。
95cm巾5列並列穴、15cmピッチ。条間14cm。
長さ200m方向は15cmに、巾95cm方向には14cmピッチで
穴があいています。
小穴。穴の大きさは45mm程度。

それと

生分解マルチや光分解マルチなど、崩壊性のマルチの穴あきを
特注でできないか？

という問い合わせも稀にあります。

フィルムの性質上、穴をあけると裂けやすくなるので
ロット（たいてい50本）がまとまったとしても、やめたほうがいいでしょう。

愛星特発大阪のHGパッカーとSパッカーの入り数

愛星特発大阪のHGパッカーとSパッカーのサイズと入り数。
同社のカタログに基づく。
アイセーのカタログは、なぜかいつも手元に少ないです。
カタログが手元になくてもわかるように、メモしておきます。
最近は、箱に○個ｘ○袋、と書いてあるようです。

HGパッカー　外バネ2個
φ13ｘ100　1200個/箱　（200個/袋）
φ16ｘ100　1200個/箱　（200個/袋）
φ19ｘ150　　500個/箱　（50個/袋）
φ22ｘ150　　600個/箱　（50個/袋）
φ25ｘ150　　500個/箱　（50個/袋）
φ28ｘ150　　400個/箱　（バラ入れ）
φ32ｘ150　　300個/箱　（バラ入れ）
φ34ｘ160　　240個/箱　（バラ入れ）
φ38ｘ160　　250個/箱　（バラ入れ）
φ42ｘ170　　150個/箱　（バラ入れ）
φ48ｘ180　　125個/箱　（バラ入れ）

Sパッカー　外バネ1個　新潟ではあまり見かけません。
φ11ｘ60　3500個/箱　（500個/袋）
φ13ｘ60　2500個/箱　（250個/袋）
φ16ｘ60　2000個/箱　（250個/袋）
φ19ｘ35　2500個/箱　（250個/袋）
φ22ｘ35　2000個/箱　（250個/袋）
φ25ｘ40　1250個/箱　（125個/袋）
φ32ｘ50　1000個/箱　（100個/袋）
φ42ｘ70　　600個/箱　（バラ入れ）

いろんなマルチ

透明マルチ。地温上昇に。

黒マルチ。雑草抑制に。

生分解性の黒マルチ。新潟では枝豆に主に使われています。
一条植えの場合は巾95cm、2条チドリの場合は120cmか135cm巾を使います。

グリーンマルチ。地温上昇と雑草抑制に効果。

全面有孔ポリ。

ハイデンマルチ。たばこに使われます。

そのたばこ用マルチの上にかぶせる、テープマルチ。
伸びてきた芽を成長に合わせながら保護するもの。
この粘着が意外に強く、風速20m程度でも飛ばないようです。
ただ風が強いとウチワのようにパタパタと煽られ、中の水分が蒸気として
外へ逃げ出してしまうので必要以上に乾いてしまう、そうです。
青と透明があり、青の方が保温力がいいのですが、
中のタバコの成長具合がよくわからないのが難点。

みかど化工の白黒ダブルマルチ。
いちごの高設栽培に。

ところで、マルチと農ポリの違いについて。
マルチは200m、農ポリは100mの巻物です。
またマルチはソイルマルチング=地面を被覆する、という言葉から
とられており、地面に張り付いている農ポリはマルチ、
それ以外の農ポリをそのまま農ポリ（農業用ポリエチレンフィルム）と
呼んでいます。

注意！
「白マルチ（シロマルチ）」という問い合わせが来た場合。
地域によってはそれがどんなマルチか違うことがあります。
透明マルチの場合だったり、
白黒マルチの場合だったりします。
そこで、作物や使用用途を聞くと、どちらかがわかります。
地温を上げるためなら透明マルチ、下げるなら白黒マルチです。

トンネル栽培用資材、トンネル支柱とその被覆材

以前、一般の方々（消費者、生活者）はトンネル栽培というのがどんなものかわからない、
と書いたのを思い出し、アチコチでトンネル栽培の写真を撮ってきました。
今回撮影したトンネルの中身は全てソラマメと思われますが自信なし・・・。
違ってたらスイマセン。

トンネル支柱、宇部日東化成のダンポール5.5mm。
被覆材、寒冷紗白1mm目合い。ごく一般のものでしょう。

トンネル支柱、ダンポール5.5mm。
被覆材、ワリフ。商品名で言うと日石ワリフでしょう。割繊維不織布の略です。

トンネル支柱、ペンタイト12.7mmφ。鉄の12.7mm径のパイプを曲げます。
被覆材、ポリエチレンフィルム穴あき加工。換気のため穴が予め空いています。
商品名で言うとユーラックカンキ、アーケルフィルムとか。

トンネル支柱、ダンポール5.5mm。
被覆材、ミリオンマット（全面有孔ポリ）。
主に水稲育苗の際に使われますが、こんな使い方も。

トンネル支柱、ダンポール8.5mm。
被覆材、ユーラックカンキ。

トンネル支柱、ダンポール5.5mm。
被覆材、ユーラックカンキではない穴あきフィルムだと思います。

トンネル支柱、タキロンのジャンボフラット。
被覆材、普通のポリエチレンフィルム。おそらく厚さ0.05mm。
換気穴は農家さんが自分であけたと思われます。

トンネル支柱、竹を裂いたもの。
被覆材、普通のポリエチレンフィルム。おそらく厚さ0.03mm。

不織布ｘポリのハウス内トンネル

新潟市内のとある花苗農家さんのハウス。
19.1mmのパイプでベンチを組み、その上にトンネルを作り保温しながら
花の苗を育てます。
トンネル支柱はダンポール5.5mmを使用。

トンネル用被覆フィルム、内側は不織布（ラブシート？）で外側は透明な農ポリ。
これを重ねて使用しています。
不織布を内側に使うことによって、農ポリの水滴を吸収し、苗に水滴が落ちず
カビなどの病気を予防、保温と同時に快適な湿度を保つことができます。
光線透過率の良い、薄手の不織布を使うことがポイント。

プラグトレーの下にも不織布を敷いています。
この不織布のさらに下には0.1mmの農ポリ（あるいは古い農PO）が敷いてあります。
苗に水をやりすぎた時、不織布が余分な水分を吸収します。
じゅうぶん吸収するように、厚手の不織布を使うのがポイント。


吸収された水分は不織布を伝って通路へポタポタと排出されます。
ナイスアイディア。

江口屋の、農ビ補修テープ品揃え

2007年1月7日8日と、新潟県全域は暴風雨・暴風雪でした。
最大瞬間風速が30.6ｍ！
ビニールハウスも当然ダメージを受けます。
そんなときはテープで応急処置。
江口屋は様々なテープを在庫しています。

ハサミで切るタイプと、手で切れるタイプの2種に大別されます。

ハサミタイプは、透明性がよく貼った跡が目立ちません。ただ、ハサミに糊がくっついて
切れ味が悪くなります。
そんなときは、パーツクリーナー等で油を吹き付けて布で拭くと糊が落ちます。

手で切るタイプは、使い勝手はいいのですが貼った跡が白く目立ちます。
ツギハギのジーンズみたいな風合いです。
クロス状で貼ったあとのテープとフィルムの隙間がハサミタイプよりも出来やすく、
はがれやすいような感じがします。気のせいかもしれませんが。

キリバリテープ、7ｃｍｘ20ｍと20ｃｍｘ20ｍ。
ハサミで切るタイプ。
20ｃｍ巾はあらゆる裂け、穴に使い勝手がよく、売れ筋です。

農PO用補修テープ、スカイコートテープ8ｃｍｘ10ｍ。
手で切れます。江口屋で農PO補修テープといえば、これをおすすめしています。

ダイヤテックスの、はろうぱいおらん8ｃｍｘ10ｍ。
フラットヤーン（平らなPPの糸）の織物が得意なダイヤテックス、その技術の粋がこの1巻に。
手で切るタイプの農ビ補修テープ。

ニュークロスカットテープ、8ｃｍｘ20ｍ。おまけ1.5ｍつき。
巻が長いです。これも手で切れるタイプ。

ノービパッチテープ8ｃｍｘ10ｍ。
ハサミで切るタイプで、農ビ補修のスタンダード。

白白テープ8ｃｍｘ10ｍ。ハサミで切るタイプ。
倉庫用や農機格納庫に使われている、白い農PO（白白コート５やハクリョクなど）の補修に。

PO補修・補強テープ、15ｃｍｘ50ｍ。ハサミで切るタイプ。
ＭＫＶプラテック製で、箱には「ダイヤスターの補修・補強に！」と書いてありました。
ダイヤスターに限らず農PO全般に使えます。
広くて長い！1本巻の面積はナンバーワンでしょう。

（正直言って、品揃えをそろえすぎだと思いますが・・・。）