「寒冷紗くれ！」って言われて・・・

寒冷紗（かんれいしゃ）、当社ではユニチカのビニロン寒冷紗を
取り扱っています。

ひとくちに寒冷紗といっても、生産者段階では
遮光ネット全般を示す場合があり、農協さんや販売店では
「黒い遮光ネットですね？」と言ってあげれば大丈夫でしょう。
農家さんから「しーれがんくれ（白いものをください）。」と言われた場合、
ユニチカのビニロン寒冷紗#500をすすめてください。

「寒冷紗」といえば、まずはこの番手です。ユニチカの#500。
白色、遮光率23％、1mm目合い。
用途は遮光、防霜、防虫、防寒。
規格は92cmｘ100m、135cmｘ100m、150cmｘ100m、
180cmｘ100m、210cmｘ100m、230cmｘ100m。
180cm巾を10mずつカットして自家消費用の畝にかける農家さんが
多いようです。

「わが社はユニチカの扱いがなく東洋紡だ！」という資材屋さんの場合では、
ES3000がユニチカの#500に相当します。

ユニチカの#510。
白色、遮光率30％、1.5mm目合い。
用途は遮光、防霜、防風。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m。
あまり出ない商品です。

ユニチカの#520。
白色、遮光率15％、2mm目合い。
用途は遮光、防霜、防虫。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m、230cmｘ100m。
これもあまり出ません。

ユニチカの#560。
黒色、遮光率45％、1.3mm目合い。
用途は遮光、防霜。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m、210cmｘ100m。
黒い寒冷紗を使う人を滅多に見ませんが・・・。
寒冷紗と遮光ネットでは、素材と織り方が違います。
寒冷紗の方が値段が張るものの、長寿命。

ユニチカの#6100。
黒色、遮光率55％、1.4mm目合い。
用途は遮光、防霜、防寒。
規格は135cmｘ100m、180cmｘ100m。

マルチフィルムの穴の規格

穴あきマルチフィルムの規格を、4桁あるいは5桁の数字で
表すのですが、非常にわかりずらい。
というわけで、ご説明いたします。

代表的な規格：9227について

9・・・フィルムの巾。9は95cmです。3なら130cm（あるいは135cm）。
　　　11なら110cm、12なら120cmです。

2・・・穴の列数。2なら2列、穴があいています。
　　　2列、3列の場合はチドリといって互い違いに開いています。
　　　4列、5列、7列になると並列に開いています。

27・・・株間。27は27cmピッチで開いています。
　　　　15cm、24cm、30cm、35cmなどがあります。

また、穴の大きさは小穴、中穴、大穴とあり、
それぞれの直径は、
小43mm（45mmの場合も）、中60mm、大80mm
です。穴2列の場合は中穴、穴4列以上は小穴がほとんどです。

以下、主な規格の、穴の列同士の距離。株間ではなく、
いわゆる条間です。

9215、9224、9227、9230、9235・・・45cm
9245・・・50cm
9330・・・25cm
9415・・・15cm-20cm-15cm
9515・・・14cm
3327、3330・・・35cm
3430、3435・・・30cm
3715・・・15cm

例、9515

スミホール銀ネズ9515。200m巻。小穴。
住友化学のホールマルチ（穴あきマルチ）なのでスミホール。
銀ネズとは、くすんだ灰色です。ピカピカしていません。
95cm巾5列並列穴、15cmピッチ。条間14cm。
長さ200m方向は15cmに、巾95cm方向には14cmピッチで
穴があいています。
小穴。穴の大きさは45mm程度。

それと

生分解マルチや光分解マルチなど、崩壊性のマルチの穴あきを
特注でできないか？

という問い合わせも稀にあります。

フィルムの性質上、穴をあけると裂けやすくなるので
ロット（たいてい50本）がまとまったとしても、やめたほうがいいでしょう。

水稲育苗、いろんな灌水

新潟は水稲育苗の灌水の真っ最中。

サンホープの吊り下げ式、ハンガースプレー。


サンホープの立ち上げ式、ポータブルセット。

マサル工業のダブルレグ。

塩ビ管はフックバンドで止める地域もあります。

噴射風景。

越ガ谷プラスチックスのOK式灌水パイプ。

OK式の排水弁。前述のダブルレグの末端にも使用可能。

住化農業資材のミストエースS72。


ミストエースS54。パッカー式吊り具ではなく、
R固定プレート＋ユニバーサルという組み合わせ。

愛星特発大阪のHGパッカーとSパッカーの入り数

愛星特発大阪のHGパッカーとSパッカーのサイズと入り数。
同社のカタログに基づく。
アイセーのカタログは、なぜかいつも手元に少ないです。
カタログが手元になくてもわかるように、メモしておきます。
最近は、箱に○個ｘ○袋、と書いてあるようです。

HGパッカー　外バネ2個
φ13ｘ100　1200個/箱　（200個/袋）
φ16ｘ100　1200個/箱　（200個/袋）
φ19ｘ150　　500個/箱　（50個/袋）
φ22ｘ150　　600個/箱　（50個/袋）
φ25ｘ150　　500個/箱　（50個/袋）
φ28ｘ150　　400個/箱　（バラ入れ）
φ32ｘ150　　300個/箱　（バラ入れ）
φ34ｘ160　　240個/箱　（バラ入れ）
φ38ｘ160　　250個/箱　（バラ入れ）
φ42ｘ170　　150個/箱　（バラ入れ）
φ48ｘ180　　125個/箱　（バラ入れ）

Sパッカー　外バネ1個　新潟ではあまり見かけません。
φ11ｘ60　3500個/箱　（500個/袋）
φ13ｘ60　2500個/箱　（250個/袋）
φ16ｘ60　2000個/箱　（250個/袋）
φ19ｘ35　2500個/箱　（250個/袋）
φ22ｘ35　2000個/箱　（250個/袋）
φ25ｘ40　1250個/箱　（125個/袋）
φ32ｘ50　1000個/箱　（100個/袋）
φ42ｘ70　　600個/箱　（バラ入れ）

端苗保温ネット （端苗ホットネット）

水稲育苗ハウスの両端の箱の上に、青いものがかぶさっています。

これが端苗保温ネット。（端苗ホットネットともいいます。）
生育の遅れがちな端苗を伸ばす効果が期待できます。
北海道ではメジャーなものでしたが、最近新潟でも広まりつつあります。
緑化期間が終わり、ミラシートやラブシートをはがした後の
硬化期間にかけます。目で見て苗がそろってるなーと思ったらはがします。
田植え前までかけっぱなしにする人も。

規格は40cmｘ25m、40cmｘ50m、40cmｘ150m、
60cmｘ25m、60cmｘ50m、60cmｘ150m。

網目は約2mm目合いです。

お暇ならご覧ください

NTTドコモのｉモードに新潟総合テレビ（NST）のサイトがあります。
おやおやオヤサイというコーナーにイチゴの記事を書きましたので
お暇があればご覧ください。
2007年4月26日(木)まではタダで見れますが、
27日からはメンバーサイト=有料になります。

新潟県阿賀野市・旧安田町の桜

遠くに見える堀、新江用水路沿いに、桜が咲いています。

両岸に咲いています。

写真には写っていませんが、土手で弁当食べてる人もいました。

平日の正午過ぎに撮影。

4月の新潟は、土日になると天気が崩れ、非・お花見日和です。

いろんなマルチ

透明マルチ。地温上昇に。

黒マルチ。雑草抑制に。

生分解性の黒マルチ。新潟では枝豆に主に使われています。
一条植えの場合は巾95cm、2条チドリの場合は120cmか135cm巾を使います。

グリーンマルチ。地温上昇と雑草抑制に効果。

全面有孔ポリ。

ハイデンマルチ。たばこに使われます。

そのたばこ用マルチの上にかぶせる、テープマルチ。
伸びてきた芽を成長に合わせながら保護するもの。
この粘着が意外に強く、風速20m程度でも飛ばないようです。
ただ風が強いとウチワのようにパタパタと煽られ、中の水分が蒸気として
外へ逃げ出してしまうので必要以上に乾いてしまう、そうです。
青と透明があり、青の方が保温力がいいのですが、
中のタバコの成長具合がよくわからないのが難点。

みかど化工の白黒ダブルマルチ。
いちごの高設栽培に。

ところで、マルチと農ポリの違いについて。
マルチは200m、農ポリは100mの巻物です。
またマルチはソイルマルチング=地面を被覆する、という言葉から
とられており、地面に張り付いている農ポリはマルチ、
それ以外の農ポリをそのまま農ポリ（農業用ポリエチレンフィルム）と
呼んでいます。

注意！
「白マルチ（シロマルチ）」という問い合わせが来た場合。
地域によってはそれがどんなマルチか違うことがあります。
透明マルチの場合だったり、
白黒マルチの場合だったりします。
そこで、作物や使用用途を聞くと、どちらかがわかります。
地温を上げるためなら透明マルチ、下げるなら白黒マルチです。

水稲育苗ハウスの鳥除けネット

側用防鳥網15mm目合い。規格は2ｍｘ50ｍです。
これで十分スズメを防ぐことができます。
縫い目がない一体型で、どこで切ってもホツレはありません。

日石コンウェッドネット。日石バードネットとも。17mmｘ19mm目合い。
これも、どこを切ってもホツレません。
1.5ｍ巾が使い勝手がいいんですが、100m巻しかない。
50m巻があればいいんだけど・・・。

寒冷紗1mm目合い。1.8mx100m。水稲育苗後に果菜類を栽培するので、
そのまま寒冷紗を使います。

アニマルガードネット16mm目合い。1.5mｘ50m。
丈夫で長持ち。

防風垣（防砂垣）施工例

新潟市某所にて、防風垣（防砂垣）。
防砂垣がないと、畑の砂が飛んでいってしまうそうです。

Ｖシートと呼ばれる丈夫なシートを使った車庫。
当社製品・ＮＳガレージです。

倉庫と畑の間仕切り。筋交い、柵のつっかえ棒的な役割も果たします。
この垣根にはナナメの筋交いがありません。
地中にパイプを1m埋め、さらにネカセと呼ばれる補強を地中に入れてあります。

防風網は2mm目合いを使用。

ビニペットの擬似角材タイプ・エルペットにスプリングで止めます。

足場管48.6φを直交クランプで固定。端末はキャップで安全性・防水性を確保。
新潟ではキャップをしないと中に水が入って冬場に凍り、
パイプが破裂する可能性が少なからずあります。

ではまた。