JA北越後紫雲寺支店敷地内、トラスハウス [ハウスのコツ]
新潟県新発田市真野原外にあるJA北越後・紫雲寺支店さんの敷地内に、
パイプハウスの新工法、トラスハウスが立っています。
大きさは間口5.4mx奥行き5.5m、パイプ径22.2mmです。
22.2mmで25.4mmの強度を出す、あるいは25.4mmで31.8mmの強度を出す、
パイプが細くても雪や風に耐える、しかもその分コストが下がる
というのがこのトラスハウスの趣旨。
メーカー:渡辺パイプ株式会社。 → http://www.sedia-system.co.jp/
背面。ドアなし。
中はこんな感じ。アーチパイプが全て筋交い=ナナメで入っています。
揺すってみてください、というポスターを張りました。
撮影日は2006年12月29日金曜日。この日はJR白新線・新潟~新発田駅間の
電車が止まるほど浜手からの風が強かった。
松林も反り返っています。
このトラスハウス、地面への埋め込みがなんと40cm。パイプがすぐ抜けそうな砂地なのに!
通常は50cm、60cmです。山からの吹きおろしが強い阿賀野市安田地区なん
て70cmも埋めてるんですよ!大丈夫か?と思いましたが、
このトラスハウスはつぶれずにちゃんと立っていました。
神山ライスセンターの冬 [野菜・果物]
新潟県阿賀野市・神山ライスセンターは、冬はネギの集出荷を行っています。
品種はホワイトスター。
ネギや大根は立ち野菜です。立てておけば寝かせたときよりも長持ちします。
寝かせると、立ち上がろうとする力が働き、そこで余分なエネルギー=糖分を
使ってしまい、おいしくなくなってしまいます。
ご家庭で保存するときも、新聞紙にくるんで乾燥を防ぎつつ、立てたほうがいいでしょう。
エアーの機械でドロを落としたり皮をむいたり。
ネギといえばカモ。マガモです。
寒鮒の地酒煮 [めし]
新潟県阿賀野市、国道49号線の京ヶ瀬郵便局隣、農協の直売所にて
12月下旬のみ、寒鮒を販売しています。
のぼりが立っていたら販売中。立っていなかったら、また次回どうぞ。
京ヶ瀬寒鮒組合(仮称、中林高喜代表)のおじいさん2人が店番。
つりぼり経営を30年くらいやっていましたが、今はやめて寒鮒を販売。
500gで1000円。
1kgで2000円。
味噌煮がおすすめ。ワンカップ(日本酒)で一時間ほど煮込み、砂糖を入れ、
味噌を適当に入れてできあがりです。
ということで、500g1袋を購入、調理にとりかかります。
ざるにあけてさっと洗います。
日本人なら畳の上で死にたい。
寒鮒も、どうせなら地元の酒で煮てあげたい。ということで、
同市内(阿賀野市山口、旧水原町)の越の日本桜で煮てあげることにします。
酒を注ぐと、鮒たちはピチピチと暴れだします。水を得た魚。
しばらくはフタをして火にかけます。
お酒の量は、1kgに対して1~2合です。
お茶で煮る場合もありますが、店番のお父さんによると日本酒が一番だとか。
煮立ってくると、自然と鮒がカールします。もう鮒は暴れません。
クッキングペーパーで落し蓋をし、あとは弱火で1時間。
とりあえずできあがりましたが、水分がほとんど飛んでしまいました。
しかも煮すぎ。ちょっと触っただけで身がつみれのようにグチャグチャに。
四分の一を器にあけて、そのまま酒のつまみとしていただきます。
内臓や骨の苦味はあるものの、川魚特有の臭みはまったくありません。
残り四分の三にさらに酒を加え水分補給、砂糖と味噌を投入し混ぜます。
ご飯に盛り、大葉を飾りつけ。
大葉を4枚、根本から水平に千切りにします。葉脈・繊維を切断することで
大葉の風味、香りが引き立ちます。
炊き立てのごはんに載せて。大葉もうちょっと多くてもよかったかな。
お茶漬け。だし汁でいただきます。ユズと金ごまをかけました。
炒りたてエゴマかけご飯 オリザささかみ自然塾 [めし]
新潟県阿賀野市・旧笹神村の、農家民宿オリザささかみ自然塾の朝食。
コシヒカリごはん、味噌汁、さといも煮物、山菜、平飼い生卵、白菜漬け、梅干。
ごはんの上には炒りたてのエゴマ。
エゴマはゴマっぽいですがシソ科です。新潟市の本町市場のキムチ屋で、
エゴマの葉のキムチを見ました。尚、普通のゴマはゴマ科ゴマ属です。
手に乗せるとまだ若干熱い。甘い油と香りがじんわりと口に広がります。
ごはんの上よりも手の上で食べた方が、本来の味を楽しめます。
エゴマを収穫した残渣。10a(1反)で40kg収穫。
また、エゴマ油は1kgから350cc取れるそうです。
エゴマが入っていた莢。
鼻を近づけると、シソとサンショウをあわせたような、さわやかな香りがします。
有機栽培の田んぼ。冬に水を張る栽培方法だそうです。
エゴマの茎。断面はほぼ正方形です。
表面は油分で気持ちツルツルします。匂いを嗅ぐと、やはりシソのような香り。
プロナチュラリストの方が、シナモンスティックの代わりにコレで焼酎を混ぜるといい、
とおっしゃっていました。
朝ごはんのデザート、自家製ヨーグルト。口に入れると、酸味がなくミルクっぽい香りがします。
ソースみたいなものは、自家製りんご酵母。りんごのさいの目切りとともに。
平成18年度いちごセミナー その2 越後姫の魅力 [イチゴ]
ミスター越後姫の栽培重要ポイント
1.適正な花芽分化条件は・・・処理温度12度、期間25日。15度では苗が黄色くなってしまう。
2.クリスマスに出荷するには・・・9/5定植。12月に1株あたり86g収穫可能。
3.超促成作型でとちおとめに対抗可能・・・糖度が高く、酸度が低いので美味!ただし色が薄い
酸度はとちおとめより0.2度低い。とちおとめは通常人間が「酸っぱい」と感じる0.7度あります。
さて今回は、新潟県農林水産部より白井主任が来賓、越後姫を新潟県のブランドとして
強力に後方支援する、と語ってくれました。
尚、新潟県が推進する「にいがたフード・ブランド戦略」に選ばれた商品は以下の4品。
洋梨・ルレクチェ
イチゴ・越後姫
魚・佐渡の寒ブリ
肉・にいがた和牛
表参道の新潟県アンテナショップ・ネスパス新潟にて、新潟といえば?というアンケートを
行ったところ、
「コシヒカリ」80%、「茶豆」2%、「ルレクチェ」1%
だったそうです(平成15年調べ)。
そこで、コシヒカリに続くブランドを構築すべく、今回4品目のブランド戦略が打ち出されました。
越後姫のポジショニング
雪国で大事に育てられ、ビタミンC含有量の多い、中まで甘く大きい一粒完結デザート
コンセプト
冬と春、二つの顔を持つイチゴ
冬:雪国育ちの箱入り娘 春:新潟、美白美人
越後姫は作型上3月は品薄になります。ここで冬イチゴ・春イチゴに分かれます。
あまおう、とちおとめが4月5月に息切れする頃、首都圏の紫外線は強くなっていきます。
そこでビタミンC含有量の多いイチゴが注目されますが、あまおうとちおとめは市場に不在。
新潟生まれの越後姫だけが、あなたの美白を守ることができるのです。
平成18年度いちごセミナー その1 現場視察 [イチゴ]
2006年12月18日月曜日、新潟県北蒲原郡聖籠町の園芸研究センターにて
平成18年度いちごセミナーが開催されました。
今年のテーマは循環型高設イチゴ栽培。
液肥を外へ流さず環境保全、肥料コスト30%削減、が目的です。
グランドシートで壁を作っています。珍しい。
近隣の農家さんのハウスも視察。
超促成栽培という栽培で越後姫を育てています。
この方法だと、クリスマスあたりに越後姫本来の味を乗せることができるという。
なんと糖度が15~16度!イチゴの糖度は通常10~11度で、15度はルレクチェ並みです。
参考に有名新品種あまおうでは、新潟の環境ではクリスマスあたりは味が落ちるそうです。
明日出荷予定の越後姫が眠るハウス。この農家さんはシーズンになると
一日10~20ケース出荷するそうです。1ケースは300g入りx4パックです。
今回もミスター越後姫こと倉島裕研究員が越後姫の魅力を徹底紹介。
さらに新潟県の農林水産部も登場して越後姫ブランド戦略への意気込みを語ってくれました。
それはまた次回。
表参道ヒルズの裏、新潟県アンテナショップ・ネスパス新潟 [めし]
表参道ヒルズの坂をのぼりきったあたりを左に曲がると、
新潟県のアンテナショップ、ネスパス新潟が現れます。
今まで誰も注目しませんでしたが、ヒルズができたおかげで急に来館者が増え、
お客の要望から展示物よりも物産店さが強調された造りになりました。
新潟の冬といえば鮭です。
そして酒です。
酒だけではなく、旧巻町・カーブドッチのワインや、元祖日本製ワイン・岩の原ワインも。
これらは新潟県内と同じ価格で売られています。
コシヒカリは持ち帰りの限界・5kgで販売。もちろんおにぎりやお弁当もそろってます。
新潟弁のCD「今すぐ使える新潟弁」はありませんでした。売り切れたんでしょうか。
このように、ホントにヒルズの裏にあります。
表参道ヒルズに限定出店中のスマップの店。
婦女子が大勢並んで、限定販売の板チョコを買い、
狭い店内の壁に飾られたメンバーのステージ衣装を携帯で撮影して帰ります。
キツネ顔 [野菜・果物]
カレンダーと一緒に立っているのは、フォックスフェースという植物です。
JA越後中央、黒鳥支店にて。
その名のとおり、キツネの顔のような形をしています。フォックスフェイスとも。
実も枝も枝についた産毛もトマトっぽい。トマトやナスと同じ、ナス科の作物です。
ただし、ソラニンという物質(ジャガイモの芽と同じ毒性の物質)が含まれるため、
食べられません。ジャガイモは分類上ナス科ナス属です。
このように黄色く色づきます。かなりキツネです。
赤い!岩船港鮮魚センター [本社管内]
新潟県村上市の岩船港鮮魚センター。
赤い!
赤い!
赤い!
赤い!
ではまた。